日本新経絡医学会は難治性疼痛、難治性疾患、学習障害の治療の学術的研究機関です。

医学会からのお知らせ

第6回 日本新経絡医学会の開催のお知らせ
開催日時:
2016年6月26日(日)9:00~15:10(懇親会:15:20~17:00)
開催場所:
広島大学医学部 広仁会館 小会議室、中会議室、大会議室
〒734-8551 広島市南区霞町一丁目2番3号 広島大学医学部 広仁会館 TEL. 082-257-5098

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2011年7月3日に、日本新経絡医学会を創立いたしました。創立から5年が経過し、今年6月26日(日)に広島大学医学部広仁会館で第6回日本新経絡医学会の開催を迎えます。本学会は、会員の交流を促進し、新経絡治療を始めとした代替医療―漢方、食事療法、福祉工学等―の学術的な充実、発展およびその普及を図り、難治性疼痛疾患および難治性疾患、学習障害・発達障害の予防・治療の進歩に資することにより、働く人々や地域の人々が生涯現役で活躍できるよう支援することを目的として設立されました。

この1年間を振り返りますと、発達障害については、2015年6月26日のRCC放送で「新経絡治療とは」と題して放映されました。これは、第5回日本新経絡医学会の取材を基にしたものです。新経絡治療の発達障害の治療がTVで大きく放映されたのは初めてであり、大変な反響を呼び、各地から93名もの発達障害の患者さんが受診され、現在もその影響が続いています。

2015年10月17日(土) に京都のキャンパスプラザで「難治性疼痛、難治性疾患、発達障害に対する新経絡治療」の講演と発達障害の子供さんを中心に個別相談を行いました。当日、会場には、医療関係者や発達障害の親御さんなど90名が参加され、大変盛況でした。
これまで新経絡治療を行った発達障害のお子さん等は、すでに357名を超えており、発達障害の新経絡治療はこの1年間でさらに大きく進展しています。また、2015年9月19日(土)周南市文化会館で行われた第25回産業医全国協議会で、「作業関連性腰痛、頸肩腕障害の予防と新経絡治療について」の講演会が行われ、大きな反響を呼びました。また、2015年12月13日(日)山口市民会館で、第19回日本統合医療学会が行われ、発達障害に対する新経絡治療の効果について-高機能自閉症を中心に-の発表を行いました。この発表は、参加者に大きな反響を呼び、さっそく参加者の子弟の発達障害の治療相談がありました。日本統合医療学会は、米国の統合医療を代表するアンドリュー・ワイルの提唱に応えて発足した学会で、「対症療法」を中心とした近代西洋医学と、人間の心身全体を診る「原因療法」を中心とした伝統医学や相補・代替医療を統合することを目指す学会です。我々の考えに近い学会であり、今後も交流を行いたいと考えています。また、2016年6月4日(土)四国の高松市で行われる第67回日本東洋医学会学術総会に広瀬先生の仲介で招待され、シンポジウム「伝統医学 未知の領域」で「新経絡治療の特徴と発達障害および腰部脊柱管狭窄症の治療効果について」の講演を行います。日本東洋医学会は、漢方、鍼灸を中心とした伝統医学を代表する学会であり、今後も交流して行きたいと考えています。

沖縄では、2013年1月からWebで結び開始された新経絡治療セミナーが、2年度のセミナーを終えて、3名がセミナーの修了証を得ています。2016年1月からは第2期の新経絡セミナーが始まっています。沖縄ではプレセミナーに30名余りが参加し、徐々に新経絡治療が広がっています。また、京都の新経絡セミナー開催を契機に、沖縄に次いで、京都でも新経絡セミナーが同時開催されるようになりました。新経絡セミナーも、初級コースに30名を超える受講者が山形〜沖縄まで全国から参加され、盛況です。
2016年6月11日(土)、フィリピンのマニラで、現地の方のお世話で「難治性疼痛、学習障害・発達障害の新経絡療法について」の講演を予定しています。アジアにも、新経絡治療を普及させていきたいと思っています。
このように、新経絡治療は、この1年間で確実に国内および海外に普及してきており、喜ばしいことです。また、学術研究として、山本真二先生等により、2016年1月から日新製鋼周南製鋼所で、腰痛に対する新経絡治療のランダム化比較試験が行われており、その成果が期待されます。また、今年度は、社会的に大きな問題となっているうつ病に対する新経絡治療のランダム化比較試験を精神科病院の協力を得て実施を予定しています。
第6回 日本新経絡医学会では、5回目の新経絡治療の学術講演が行われます。学術的な基礎をしっかり確立していくために、会員の皆様の発表をお待ちしております。
今回の大会では、記念講演として「学習障害、発達障害の原因と新経絡治療―新経絡治療の進学、就職に与える効果を中心にー」の会長講演を行い、現在の発達障害者の抱える大きな課題である進学、とりわけ就職に与える新経絡治療の効果について講演いたします。
また、就労された発達障害の子弟のお母さん、発達障害の教育機関ならびに就労支援機関の方による「新経絡治療と教育・就労支援の連携」についてのシンポを企画しています。

市民公開講座では、福岡大学スポーツ科学部の向野義人教授に、「病気は日常の動作に発見できる‐養生に生かすM-Test」と題し講演していただきます。先生は、内科医でスポーツ医学の専門家です。M-testのMは経絡や動きのことで、M-testは身体を動かして、経絡の異常を診断し、治療に結びつける方法のことです。仕事やスポーツなどでの偏った繰り返し動作・姿勢で生じた体調不全や運動能力の低下の改善に役立つケアを講演していただきます。これらの講演は、一般参加者にも公開されますので関心のある方の参加を呼び掛けます。
今年度も、総会前日の6月25日(土)18:00-20:00にウド・エルゴ研究所で、「新経絡治療 ブラッシュ・アップ・セミナー」を行います。新経絡セミナーを受講された方を対象にした実践的なセミナーです。昨年は30名以上が参加され大変好評でした。日頃の疑問などにも、お答えするフリー企画ですので、是非参加下さい。
懇親会では、好評な「糖質制限」の広島発のフランス料理とお酒・ワインを用意しております。皆様の参加を心からお待ちしています。

2016年6月吉日

日程表

時 刻 企 画 会 場
9:00~10:00 第6回理事会 司会/山本 真二 1F中会議室
10:00~10:10 開会式 開会あいさつ 宇土 博 茂原 治 2F大会議室
10:10~10:23 演題1「皮膚科診療と新経絡治療例」平郡 惠子(キヨセ北口皮フ科) 座長/鈴木 一年
10:23~10:36 演題2「整形外科領域における新経絡治療の経験」宮西 圭太(みやにし整形外科リウマチ科)座長/濱田 賢治
10:36~10:49 演題3「リウマチの炎症反応が改善-自己免疫疾患のへそ按腹の展望-」
宮本 昭二(ヘソ按腹教室本部 すぎやま按腹鍼灸院) 座長/宇土 博
10:49~11:02 演題4「自動車追突状況の違いによる外傷性頚部症候群の患部選択と新経絡治療」
倉橋 徹(米子東病院リハビリテーション科)座長/北原 照代
11:02~11:15 演題5「再就職に新経絡治療が有効と考えられた難治性疼痛症例」三橋 徹(田島診療所)座長/平野 恵子
11:15~11:28 演題6「新経絡治療により改善したばね指(弾発指)の2事例」
北原 照代(滋賀医科大学・社会医学講座・衛生学部門) 宇土 博(友和クリニック)座長/山本 真二
11:28~11:41 演題7「立ち作業中の下肢疲労対策における新経絡治療の効果の検討
‐手術室器械出し看護師の下肢疲労・むくみ対策として‐ 」金田 卓也(飯山赤十字病院 麻酔科)
小林由美、菊地瞳、後藤晴香、粟野純平(公立置賜総合病院 手術室)座長/山本 真二
11:41~11:54 演題8「学習障害・発達障害に対する新経絡治療の効果」ブランランド 由衣(鍼灸院 BRANLAND)座長/茂原 治
11:54~12:07 演題9「VDT作業に於ける3種類のクッションの腰痛等の改善効果の検討」広島大学医学生 座長/北原 照代
12:07~12:20 予備
12:20~12:30 準備(軽食配布)
12:30~13:00 総会 司会/西川 一男
2015年度活動報告の承認
2015年決算の承認、監査報告 桑原 寛明
2016年度運営方針、予算の承認
次回理事会、総会日程、場所の承認
13:00~13:40 公開講座「病気は日常の動作に発見できる‐養生に生かすM-Test」講師/向野 義人(福岡大学スポーツ科学部)座長/茂原 治
13:40~13:50 準備
13:50~14:40 記念講演
学習障害、発達障害の予防と新経絡治療
―新経絡治療の進学、就職に与える効果を中心に-
講師 宇土 博(友和クリニック)
座長 濱田 賢治
14:40~15:10 <シンポジウム>発達障害の治療・教育・就労支援の連携について 座長/溝渕 淳
15:10~15:20 準備
15:20~17:00 懇親会 乾杯 平郡 惠子 司会/西川 一男、宇土 豪 閉会挨拶/井本 健一 1F中会議室

参加費用

学会参加費 会 場
学会員:2,000円 / 当日会員:3,000円 4,000円(一般の当日参加も可能)
〈市民公開講座〉
●「病気は日常の動作に発見できる‐養生に生かすM-Test」福岡大学スポーツ科学部 向野 義人 教授
●「学習障害、発達障害の予防と新経絡治療―新経絡治療の進学、就職に与える効果を中心に-」友和クリニック 宇土 博 院長
〈シンポジウム〉
●発達障害の治療・教育・就労支援の連携について

※上記2つの講演およびシンポジウムは、一般の方の参加が可能です。一般参加者費用は1,000円となります。

交通アクセス

JR広島駅(新幹線・山陽本線など)をご利用の方

大学病院行きバス
広電バス(5号線)または
広島バス(26-1号(旭町)線

広島大学病院(終点)下車

JR横川駅(新幹線・山陽本線など)をご利用の方

大学病院行きバス
広電バス(23・23-1号(横県)線

広島大学病院(終点)下車

広島駅からタクシーの利用でも約1,500円程です。(行き先は「大学病院」で通じます。)
バス停は南口にございます。(新幹線口は北側になりますので在来線のホームを経由して南口に出ていただくと便利です。)

広島空港をご利用の方

広島空港リムジンバス
広島駅新幹線口行き
時刻表

JR広島駅
広島駅より先は、上記の山陽本線の利用と同じです。

広島大学医学部キャンパス内マップ


広島大学ホームページ(霞キャンパス 交通アクセス)
http://www.hiroshima-u.ac.jp/top/access/kasumi/

日本新経絡医学会 〒732-0827 広島市南区稲荷町5-4 山田ビル2F 友和クリニック内
電話:082-263-0850 / FAX:082-262-6810 / WEBからのお問い合わせ